心理学のお話って、本当に興味深いものばっかりですよ

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いやはや どうもどうも 権蔵です。

  • ナンマイダー効果
  • 日本刀で袈裟切りにされることに怯えた女中さんが、いつもびくびくしてお皿を数える効果

面白い効果もあるもんですよ(笑)って、そんな効果は無いですよ?嘘ですよ?

たとえば、エスカレータ効果

止まっているエスカレーターを降りるとき、足が重くなった感覚(違和感)を指す。

エスカレータ効果 wikipedia引用)
普段、習慣として体が認知していると、脳が先走りするって効果なんですかね?小脳かなんかが、エスカレータ用の動作をしようとしてるのに、制御を抑制したりするから、体に違和感がでるのかしらん。

人が習慣的(条件反射的)に処理していることに反する行動をとらせると、「違和感」を感じる働きがあるってことですよねん。うまく活かせれば、注意を促す場合などに効果が見込めそうですね。ユーザインターフェイスを考える上で興味深いです。
スムーズな動きで疲れさせない場合は、この効果を意識しておかないと躓きそうですね。

アンダーマイニング効果

内発的に動機づけられた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことによって、モチベーション(やる気)が低減する現象

(アンダーマイニング効果 wikipedia引用)
テストで100点とったときに、ご褒美で1000円あげたりすると。そんな彼が頑張って次のテストで100点とったのにも関わらず、ご褒美がないと、最初のやる気そのものもろとも無くなってしまう現象ですよねん。

これ、ITのシステムでも、色々なところに出てきます。Webサイトで継続利用させるためにどうしたらいいかとか考える際、いかに「興味を継続させるか」を考えるわけです。利用に対してご褒美を差し上げるというのが一番わかりやすいですよね。でも、そのご褒美はどうゆう形にしたらいいか、ちゃんと計画的に行わなければ「やるき」(利用を継続させる気力)が損なわれるわけです。アンダーマイニング効果ですよ。
でも、運用者からの一方的に計画性をもってご褒美をあげるってことは、そう簡単ではないですわね。ご褒美だって、そうは種類はないですし。現実問題、予算もないわけですよ。
そこで目を付けたのが最近よくみかけるSNSの「いいね」です。いわゆる「ほめ合う」。この間TVでもやってましたが、脳が「報酬をもらう」ことによって受ける刺激と、「ほめる」ときの刺激が似てるらしいです。つまり、「いいね」とされると「報酬をもらった気分」になり、「また、利用しよーっと」ってなりやすいと。運用者側からすると、継続利用につながるという図式ですねん。
お客様同士で報酬のやりとりをするんですから、運用者の負担がさがって万々歳なわけです。

カクテルパーティー効果

パーティー会場のような場では、色々な人が色々な話をしてますよね。端から見たら五月蠅いだけです(笑)でも、自分が興味のある人の会話や、自分の名前が出てきた会話などは、自然と耳に入ってきたりすると。また、「あの人はこんなことを話しているんだろうな」と感じていると、あたかも「その人がそう言っている」みたいに「聞こえたつもり」状態になったりするらしいです。

元来、脳というのは「補完する」ことについて「まめ」ですよね。脳は「はっきりさせたい」という「我が強い」機能。見えているものだって、基本的には100%真実ではないわけです。「脳が思っていること」が「見えいること」になってるだけですからねー。

音もそうみたいですよ。口の動きや状況、都合のいい単語などを拾い集めて、脳が処理をしてるみたい。

私の周りにいるご老人に「都合の良い解釈ばかりする方」がいらっしゃるのですが、これはカクテルパーティー効果と脳の衰えで出てきた顕著な例なのかなーと思った今日この頃。

今日はちょっと長くなりました。
ではでは、このへんで!

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