(NAS:part02)バックアップ機材選定

  • 2013.02.15
  • IT
NO IMAGE

こんにちは。
Gem-oneの権蔵です。

前回からお送りしております、NAS自作構築の件のパーツ2。

音楽のブログじゃなかってん?

とのお言葉を頂戴しました。
が、

私、仕事でITもやっとりますねん。

ということで、こんな記事を書いておりますYO!

今回の記事ももれなくIT話題です。
皆さんが、バックアップ機材の選定をお考えな時、少し参考にして頂けるように、少々細かく書きます。
私の備忘録がてら書いていきますので、おつきあいくださいまし!

前回の記事は、発注するよ!というとこまででした。
どんな構成にするかとか、そんな話もなく(笑)

今回は、この機材の目的やらも含め、構成を記載していきまーっす。

検討必要項目

下記の内容を順番に検討していきます♪

目的と要件

必要容量

利用方法

機材選定

拡張

さて、それでは1つずつ。

目的・要件

・データの冗長化。バックアップ
・メインの冗長化マシンの補助機材
・3年(36ヶ月)以上持たせる
・バックアップなのでリアルタイム性はいらない
・外部バックアップ装置(DVD・ブルーレイ・USB機器)と容易にアクセス出来ること
・納品用メディアが焼けること
・消費電力を抑えること
・自動的な定期バックアップが可能であること

必要容量

多ければ多いにこしたことなし!
でも、予算のこともありますので、もう少し検討してみます。
格納するものが、「小さいもの」なら、容量もそれなり絞れます。
格納するものを考えてみます。

事務データの格納

いわゆる事務データです。
組織関係のデータやら、営業データやら、プロポーサルなども含む。

制作物の格納

・システム開発分野
・映像・音楽分野
・その他コンテンツ分野

サイトバックアップ

各サイトのデータバックアップ

ネックは2番目の制作物です。映像や音楽などのコンテンツ事業は、1案件でも結構大きいです。
大まかに言えば、
・最終的に納品する成果物
・編集まえのソース映像・音声
・プロジェクト情報
などがあります。
これらすべて、1個ずつの単位が大きい。
とりあえず仮で計算。

1)プロモーション作成
 (※目安:10分で3G程度必要。月10本程度作成見込み)
 3G×10本=30G
2)案件作成分
 上記と同じ=30G
3)小計
 30G+30G=60G 
 容量の余裕を持たせて、仮に1.5倍。90G。
4)合計計算
 3年(36ヶ月)持たせることを考えると
 90G×36ヶ月=3240G

ということで、3Tに決定。ものすごく荒い計算ですが、いいんです。
最近、ハードディスクは3Tぐらいまでなら安いので(←いいわけ)
拡張性高い構成に作ればいいわけですし(←いいわけ②)

あわせて、営業情報やら事務的な資料などを入れないといけません。
サイトバックアップデータもあります。
つまり、上記3Tだけじゃ足りないって話です。

今のお話を同じような考えで、計算をしてみました。
すると、2T程度という見積もりになりました。

ということで、

必要容量は5T(3T+2T)

となりました。

利用方法

このバックアップを使うマシンは、Windows/Unix/携帯端末。
当該機材をNASとして利用する。
Windows共有・SFTP利用
メンテナンスはsshやWebで。
定期バックアップなどは、cronなどで。

機材選定

ハード構成

省電力マシン(①)+ハードウェアRAID可能なUSB3対応外付けHDD(②)

①shuttle XH61V /90W/USB3 + SSD + Blu-ray
省電力90W/USB3接続/intel corei3のCPU搭載可/ブルーレイドライブ搭載可
USB2/HDMI/シリアル/eth2本。
②ラトック RS-EC32-U3R (HDD2台搭載可能でRAID1)×2台
3T HDD対応製品。
3T2本でRAID1。それを2台。つまり合計6T。

必要容量は5Tを想定していましたが、2Tのハードディスクと3Tのハードディスクの値段がそれほど変わらないことなどの理由で3T構成2台としました。
保険で1T余分にあるほうが、気持ちが楽ですしね。

ソフト構成

Linux mint

原価を抑えました(笑)windows製品だとちょっときついです(笑)
Windows共有はSambaにて対応
後は、sshなど。cronで定期バックアップ処理などを実現出来ます。
いざとなれば、バックアップサービス作ればいい。

拡張性

必要容量を超す場合は、上記機材選定のハード構成②を増設することにより対応可能。
NAS本体側の追加などは必要なし。
費用:ラトックの筐体+HDD費用(RAID1なら2台分)


ということで、無事に機材選定が出来ました。
ということで、発注☆発注☆

余談

実際のバックアップ処理、OSの機能やパッケージソフトでまかなった方がいいです。
私の場合、今回はそこまでの予算がないところもあるので、自前のプロダクトと手動で対応します。

営業

事務所などでのバックアップ機材、方法などお悩みのことありませんか?
ご相談にのりますので、是非お声がけくださいませ!
機材選定から導入まで、ご相談にのります!
ネットワーク設定やセキュリティーなどについてもお問い合わせください!

ご相談のお問い合わせはこちらからどうぞ♪

(関連記事)
皆さん、バックアップしてますかー?
(NAS:part01)バックアップ機材の選定から発注

ITカテゴリの最新記事